QEUR23_PHI2SFT18: Reasoningを使って回答の品質を改善できるかを検証する
~ 祝!「Phi-3」リリース! ~
QEU:FOUNDER : “とうとうでたね。”
D先生(設定年齢65歳) : “llama-3(L3)のリリースでオープンソースLLMモデルは決まったと思っていました。いきなり、それを追い越してしまうとは・・・。”
QEU:FOUNDER : “まあ・・・、両者は基本的なコンセプトが違うからね。L3とP3は・・・。ご存じの通り、小生はP3のアプローチにより共感しています。”
QEU:FOUNDER : “ただし、3種のモデルのうち、多言語処理能力が主に影響を受けているようです。”
D先生(設定年齢65歳) : “う~ん・・・。我々が今使っているP2モデルって、J語の読み取り能力はどうなんでしょうかね?もちろん、いままでのところJ語作文の能力はあきらめて使っていますが・・・。”
QEU:FOUNDER(設定年齢65歳) : “じゃあ、今回はデータセットの開発途中ではありますが、その開発途中データセットをSFT学習させて、どの程度やれるかをもう少し詳細にみてみましょう。”
D先生(設定年齢65歳) : “P2って3b位のパラメータ数でしょ?この少ないパラメタで動けばいいなあ・・・。”
QEU:FOUNDER(設定年齢65歳) : “今回は、3分の1ぐらいのレコードに対してReasoningを改良したんですよ。少しだけ学習損失が悪化したが、たぶん学習内容が難しくなったんでしょう。それでは、引き続いて推論をしてみましょう。”
D先生(設定年齢65歳) : “前回は、「J国で一番高い山はどこ?」でしたからね。はあ、難しい内容にはついていけないか・・・。”
QEU:FOUNDER : “じゃあ、次のハイレベルの質問をしてみましょう。”
D先生(設定年齢65歳) : “まあ、地アタマの限界がでたなあ・・・。翻訳自体のパワーは、どうなんですか?”
QEU:FOUNDER : “「J語をE語に翻訳」はできるが、「J語をE語に翻訳して、E語で質問に回答」というマルチステップができる段階じゃないのかな・・・。”
D先生 : “これは、あえてP3に期待ですね。”
QEU:FOUNDER : “P3でもMINIではなく、SMALLになっちゃうのかも・・・。なかなか難しい選択ですね。SFT学習がT4でできるかどうかだね。これから、少しだけ変わるかもしれない、このBONSAIプロジェクト・・・。是非、カンパをお願いします。”
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D先生: “皆さま、「Buy me a cup of coffee」をいただけませんでしょうか。”
~ まとめ ~
・・・ 前回のつづきです ・・・
QEU:FOUNDER : “それは「ものによりけり」ですよ。これから社会の生産力が極端に上がっちゃうから、「条件付け」前提で同じものを作っていたら人がいらなくなってしまうんです。現在進行形で社会と経済のエコシステムが壊れているが、これがさらに加速していきます。むしろ、人間が持つ個性や問題意識を大切にし、「敢てムダとは言わない。一見したムダの中に価値を見出す。」ことが必要な社会になるんじゃないかなと思います。”
QEU:FOUNDER : “なにはともあれ、「条件付け」の問題にメスを入れる時期が来たのだろうと思います。ちなみに、この話は、別に小生だけが言っているわけじゃないんですよ。”
C部長 : “海外で活躍している人であれば、同じ考えを持っちゃうんじゃないでしょうか。”
(モノの価値とは)
- (生活が、仕事が)便利になる
- 自分を変えることができる
- モノがあると快適、楽しい
- 条件付け→パーソナリゼーション
QEU:FOUNDER : “多分、欧米を東アジア全般との最も大きな文化的な差異は「〇〇があると快適、楽しい」だともいます。”
C部長 : “「モノ」じゃないの・・・?”
QEU:FOUNDER : “この女の子は、ファインチューニングの技術だけで会社を立ち上げたんですよね。それを聞いたときに驚いたよ。「その程度で商売になるんだ・・・。」って・・・。”
C部長 : “その程度って、ひどくありません?”
QEU:FOUNDER : “技術的に高いことと、それがビジネスとしてどうなのかの設問とは別だよ。J国では、ビジネスとしてのFS(Feasibility Study)が通らないんじゃないかな?それが、いとも簡単に通るのがA国・・・。”
C部長 : “要するに、「この技術は楽しそうだからビジネスにしたいです!」が通っちゃう社会なんだ・・・。”
QEU:FOUNDER : “うらやましいでしょ?「楽しい=ビジネスになる社会」って・・・。”
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